ソーシャルビジネス委員会
目的・存在意義など
ソーシャルビジネス委員会は、現状のビジネスに社会課題を組み込むことで、企業にイノベーションを起こし、“経営をより強くする” ことを目的に活動しております。
社会課題を解決できる企業は、地域にとって必要な存在となり、これからの時代に必要な信用・信頼を得ることで、社会変化にも対応できる持続可能な経営ができると思います。
企業が継続していくことで、社会課題解決に再投資ができ、雇用を生み、地域経済を動かし、そのインパクトは社会全体を動かす事ができると考えています。
こんな経営者におススメ
- 現状のビジネスを打開したい方
- 新しいビジネスチャンスを見つけたい方
- SDGsに取り組みたいが何から始めるのが良いか分からない方
- 地域に貢献できる会社経営を目指されている方
委員会に参加するメリット
全国各地で既にソーシャルビジネスで活動している実践者を招いて、講演や意見交換を行い、中小企業家として取り組むべく「地域」の社会課題解決の視点から、ビジネスヒントに繋がる思考を学ぶことができます。
具体的な活動・開催日程など
例会活動・報告者が体験を報告し、参加者が社会課題を認識する場を持つと同時にグループワークで自社(自身)に置き換えて行動を再確認(見直す)等の場を創りだします。
■委員会(体験報告)の開催頻度は2ヶ月に1回とします。
■企業訪問を年3回開催します。
■他の委員会との共同例会を行い、様々な視点から社会課題解決のヒントになるような例会を開催します。
その他・特記事項など
日本を支える中小企業が今後取り組むソーシャルビジネスは、未知の可能性を持っており、委員会で集い学び、実践し、事例を積み重ねる事で、私たち同友会版の新しいソーシャルビジネス理論を創っていきたいと思います。
[ 印刷用pdfはこちら ]
参加者の声
ソーシャルビジネス委員会での活動について
私がソーシャルビジネス委員会(SB委員会)で活動するようになって、4年経ちました。最初は「面白そう」という気持ちからでしたが、活動を通して多くのことを学びました。SB委員会では、色んな分野をテーマに例会を行っています。例えば空き家問題からスタートした地域活性や街づくりについて、地域活性の想いからスタートした障がい者の事業、フィリピンミンダナオ図書館の話等多岐にわたっています。また同友会の会員に限らず様々な分野の方が講師としてお話されています。自身とは関係ないと思っていた事も実は身近な問題であったという気づきやその社会課題を自社の仕事を通してどう解決していけるのか等考えるきっかけにもなりました。例会の話はもちろん、実はSB委員会でのやり取りはとても発展的でいつも刺激を貰っています。ぜひ多くの方に参加していただきたいと思っています。
西支部 桑原由美子
ソーシャルビジネス委員会に参加して良かったこと
参加のきっかけは、ソーシャルビジネスの考え方「社会問題×革新性×事業性=ソーシャルビジネス」に興味を持ったことです。私の性格上、困難な方や楽しそうなことを選んでしまうため、色々と失敗してきました。それでも、常に何かにチャレンジしてきましたが、その法則や考え方を知ることができました。
初めて委員会に参加したのは、ボーダレスジャパンの中村氏の報告会。『ばあちゃん食堂』で人気を博している大熊さんの報告会にも参加。委員会を通じて、ソーシャルビジネスはわが社の将来に不可欠であることを確信できました。
コロナによって事業方針の変更が急務となり、今後長い経営を考えていく中で、社会問題に目を向けていくことが必須だと感じています。現在、障がい者やシングルマザー、定年後の方を中心に雇用を行っていますので、人材確保には困らなくなりました。また地域の障害者施設との連携を行う事で安定した生産体制の確立を目指しています。 また、現在社会問題に注視し、ソーシャルビジネス事業部が動き始めました。『子供の貧困』『食事の乱れから後天性の発達障害者の増加』『野菜離れ』『包丁を使わない人の増加』など、野菜を生産しているものとして、将来大きな問題になります。革新性がまだ企画段階でも不十分であり、事業にはまだまだ程遠いですが…ソーシャルビジネス委員会で学び続ければ必ず近づいていくと信じています。
(株)愛菜華田中ファーム 代表取締役 田中 稔久
ソーシャルビジネス委員会への参加は
私がソーシャルビジネス委員会を知るきっかけになったのは、委員会創立メンバーの(有)吉原住宅の吉原さんが展開している九州DIYリノベWEEKでした。人口減少に伴い空き家・空きビルという社会問題が顕在化しています。それまでの私のビジネスの常識は、マーケットのニーズを分析し、その不満や不便を解消してくれるビジネスを提供し、支払い能力のあるお客さんに展開するというものでした。しかし九州DIYリノベWEEKでもご活躍されている吉浦委員長らのビジネスモデルは、「儲からない」とマーケットから放置されている空き家や空きビルを再生しながら「まちを活性化させる」という社会問題を対象にしたものでした。その過程の中で創造されるコミュニティと一緒に、吉浦委員長自身が成長し続けている姿をみて、ソーシャルビジネスに強く感銘しました。また株式会社ボーダレスジャパングループの中村将人さんの報告も秀逸でした。組織として社会起業家のサポート体制を体系化し、非効率も含めて経済が成り立つようにビジネスをデザインしようとする試行錯誤の姿勢に衝撃を受けました。私自身も2021年2月に相対的貧困率が20%を超えてきた日本の年金問題という社会課題を解決するソーシャルビジネスを立ち上げました。ソーシャルビジネスは難易度が高く私もまだまだヨチヨチ歩きですが、委員会で学んだことを実践していきたいです。
e-FitsLab株式会社 代表取締役 樅山 英宗(南支部)
- ■ 主催行事
- イベント情報はありません。