学びプロジェクト 第3回
今回の研究テーマ
損益と財務構造(収益構造の改革策を考える)
業績目標管理システム(仮説の検証を行う年度のマネジメントシステムを考える)
平成27年4月21日 14:00-16:30
福岡税務署裏の光ビルの1室にて学びプロジェクトを開催しました。
この勉強会は、少人数で討論し合うことに意義のある寺子屋に似たスタイルをとっています。
まずは10分~15分程度のミニレクチャー、
その後、研究テーマについての討論が始まります。
前半のテーマでは、自社のドメイン(何屋?)を中心に、
自社の強み(コア・コンピタンス)をホワイトボードに書き出していき、
自社のモデルを再確認しました。
参加者企業の事業モデルについて、検討し、ブラッシュアップされることを期待して、
討論を高めていきます。
「資源の集中」、「地域の特化」このようなことが、
中小企業には重要であるとの意見も出ました。
何を基準に問題点を解決していくのか?
まずは、コア・コンピタンスを分析し、見直すことです。
次に、コア・コンピタンスを高めていくこと。
中小企業がやるべき事として、資力が限られているので、
大きな変革はできないので、
コアコンピタンスを数年をかけて計画的に高めて行くことが重要です。
コアコンピタンスの発展課程が計画できる工程表などがあれば、
視覚的にわかりやすいです。
次に提供価値を高めていくこと。
付加価値を高めていくためにコアコンピタンスを鍛えると、赤字になることもあります。
3年後の売上のための用意を今年にすると、多くの出費などの原因で赤字になることもあるのです。
儲かるための仕組みを作れば、3年後は黒字になっていきます。
今あるコアコンピタンスを利用して、新しい提供価値を考えていき、
少しずつコアコンピタンスを鍛えていくことが大事。
後半は業績目標管理システムにからませて、
「グランドデザインを描く」ことを研究テーマに加えました。
3年後、5年後の自社のあるべき姿や、ビジョンから逆算して、現状との差を埋める為に中期計画や年度計画を立て、
計画的に、人・組織・経営システム・企業文化を高めて行く算段をとっていきます。
コアコンピタンスを高めるといってもすぐにはできません。
3年以上のスパンを想定して、計画的に高めて行くことが必要です。
中小企業は、経営者の年齢を経営計画書に書き込むといいようです。
中小企業といえども、個人企業であることは間違いないからです
また、モチベーションについて、人の問題をずっとつきあって行かなければならない。
最終的に「顧客の創造」を常に大事に考えていくことを重要視していただきたい。
以上、討論内容の一部を抜粋して紹介しました。(報告者:岡本健一)
学びプロジェクトについての案内ページは下記の通りです。
https://www.fukuoka.doyu.jp/blog04/?page_id=55