SDGs・17の目標がビジネスチャンスの扉を開く
~きっと見つかる!ビジネスチャンス!!~
公立大学法人北九州市立大学教授 真鍋 和博氏
6月例会は,会外から公立大学法人北九州市立大学教授・眞鍋和博氏の報告による、
「SDGs・17の目標がビジネスの扉を開く~きっと見つかるビジネスチャンス!」を、
テーマにした例会でした。
ところで皆様,SDGsをご存知ですか?ちなみに,読みは「エスディージーズ」です。
直訳すると「持続可能な開発目標」になりますが,意訳すると,これからの人類が幸せに、
生きていくために、クリアすべき目標といえるもので,17の目標と各目標を細分化した
169のターゲットから、構成されています。
具体的には,目標1が「貧困をなくそう」で,目標1の中のターゲット1が、
「2030年までに,現在1日1,25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困を、
あらゆる場所で終わらせる」なとどいった形で構成されています。
SDGsは,2015年の国連サミットで採択された国際的な
目標であり、昨年の中同協総会でも、明文化されています。
報告では,SDGsが採択された背景として,近代,現代の人間が地球の富を無造作に
搾取してきたこと、そして,その無造作な搾取により,異常と言えるほどの格差が生じ,
争いが多発し、さらに地球上で人類が生きていくこと自体に、
限界が来ている状況があることが、紹介され,それを解決するための目標として、
明示されたものがSDGsであることが、紹介されました。
それと共に,SDGsを明確に意識して経営の方向性を考えることで業績を向上させている
中小企業があること、及びその活動が紹介されました。
全ての企業の使命は世の中の困りごとを解決することにある,それをするからこそ人様から
お金をもらうことができると,私は思っています。そうであれば,SDGsは,
まさに現代の困りごとが何か、明確に書いてあるものです。そうであれば,この理解を深め,
自社に照らして方向性を考えれば、当然,事業の方向性も見えてくる,だからこそ,
SDGsは、ビジネスチャンスになると、そんなふうに考えた例会でした。
なお,SDGsは,一度聞いて理解できるものではありません。ぜひぜひ,
皆さんで勉強を続けられればと、考えております。よろしくお願いします!!!
記録 みらい法律事務所 宮原三郎