つぶれそうでつぶれなかった2代目社長
~同友会と共にここまで来た~
株式会社サワダ
代表取締役社長 花田 理恵氏
11月20日、今年最後の通常例会が都久志会館で行われました。
花田さんは現在西支部に所属されており、副支部長としてご活躍されています。
事業内容は、建設業で使用する鉄骨や鉄板などを修理や加工を行っている会社です。
先代のお父様が逝去され、24歳という若さで社長になった花田さんは、ベルテクネ株式会社
(旧鐘川製作所)の鐘川会長に紹介者になってもらい、同友会へと入会されます。
社長就任時は下請け9割、しかも単価は叩かれ利益は薄くなる一方。
その現状を抜け出し、「自立型企業を目指す!」という強い気持ちで臨んだ1回目の
経営計画発表からスタートし、今では下請け比率5割を切り、立派な自社工場を
建てられるまでに成長されました。
また、自社工場を建設した時は、同業者の会長さんから「親父を超えたね」という
嬉しい一言もいただいたそうです。
その成長の背景にあるのは、「共育と継続」ではないかと感じました。
花田さんは共育委員会で学び、マナー読本作成に携わってから、今では「読書会」という
名前に変わっても、毎月1回社員に読み聞かせを継続、経営計画発表会も平成17年の1回目から
継続されています。
その「継続」こそが社員と共に育つ環境を作り、会社の成長へと繋がっているのではないかと思いました。
また、経営者として何かの壁にぶつかった時は、すぐに同友会の先輩に連絡して相談に
乗ってもらったり、指導を仰いだりして、同友会と共に成長されてきた花田さんの
これからの目標は、同友会50年表彰(現在23年目)を目指したいそうです。
今までも、そしてこれからもパワフルに活動される花田さんを応援していきたいと思います。
記録 有限会社佐藤工業所 佐藤 晃壽