[報告者]
(株)職場風土づくり 代表取締役 中村 英泰 氏
テーマ:ファンづくりが自社を強くする
日 時:2024年8月22日(木)18:30〜
場 所:天神チクモクビル / Zoom
中央支部8月例会は、名古屋より株式会社 職場風土づくり 代表取締役の中村英泰氏をお迎えし、「ファンづくりが自社を強くする」というテーマで、ご報告していただきました。
中村氏は同友会会員ではありませんが、同友会的な考え方を持たれており、中央支部のスローガン「心ある黒字企業」にも大変共感いただいている方です。
今回の企画にあたり、例会の「テーマ」に沿った報告が出来る方を探しておりましたところ、支部会員の平野さんよりビジネスパートナーである中村氏をご推薦いただき、自社の経営においてファンづくりを実践されているという事で、報告をお願いする形となりました。
例会のスタートは、ほぼ全員が初めてお目にかかるということもあり、中村氏より自社とご自身の紹介をしていただきました。ご自身の幼少期~今に至るまでの経緯を赤裸々にお話され、今自分が生きていること・行っていることに「覚悟と使命をもって時間を使っている」と言われたことがとても印象的で、深い感動を覚えました。
つづいて本題の「ファンづくり」についての話となりました。
ファンを作る為には、自身の「パーソナルブランディング」を行っていくことが大切であるとの事を学びました。ブランディングは、モノやサービスをマーケティングを通して売っていくことで、パーソナルブランディングはその人自身を売っていくこと。時代が変わり単なるブランディングではモノやサービスが売れなくなっている状況の中で、パーソナルブランディングはブランディングする対象が違い、「○○さんに頼みたいと思える1on1」の取り組みを行う事だということです。
「自分自身の信頼をどうした行動で伝えていくか」
この点が大変重要で、中村氏自身も試行錯誤をしながら今に至っているとの事。その試行錯誤の中でパーソナルブランディングにたどり着き、実行し、ここ4年間の取り組み結果が飛躍的に成長!!直近4年間で売上16倍、利益800倍と実績がビックリするほど伸びたそうです。
そして何よりもスゴイと感じたのは、仕事の7割は紹介から。
今までは自身の売り込みで売上を確保していたところが紹介へと変化したことは、精神的にも安定した営業活動が出来ていると思いました!
また、商談についても、相手から相談を受ける形(○○はどうしたらよいですか?)へと変化していき、優位に立った商談が出来ているそうです。
そして最後は、桃太郎のお話を事例に、ご自身の仕事に対する考え方についてもお話されました。
桃太郎も1人では何もできない。自身が桃太郎になることもあれば、時にはサルにもキジにもなることがある。みんなとパワーチームを作って組織的に活動していくことが、これからの時代は大事である。
中央支部でも、同じように各自がパワーチームの一員としてお互いを紹介し合い利益を得て「心ある黒字企業」の団体を作っていくことが出来ると思いました。
報告後のグループ討論も大変盛り上がりました。パーソナルブランディングについては今からでも出来る事であり、自身の強みを生かした取り組みを検討する良いきっかけになったと思います。
中央支部のパワーチームで、みんなが「心ある黒字企業」になる日も近い気がしました。
8月例会 座長/わかば不動産株式会社 占部 亜紀子