令和元年10月16日(水)中央支部例会報告

ジャンルレスなネットワークで

                        社会課題に挑戦する!

  ~地域になくてはならない会社作りを学ぶ~

                     株式会社SоiL

                      代表取締役社長 荒巻 健志氏

荒巻さんの会社は、柳川にある就労継続支援A型事業所です。

「一人一人が社会で活躍できる障がい者支援がしたい」との思いから設立した会社でしたが、

平成28年の設立当初は、福祉の世界からも地域からも理解されず、

利用者ゼロからのスタートでした。

それが3年経った今では、売上を伸ばし、利用者も定員いっぱいで、

定員を増やすことも検討するほどに成長されています。 

急成長の理由として大きかったのが、地域との関わりです。

柳川商店街振興組合などに参加し、地域のために積極的に活動することが、

地域の方々の信用・信頼につながりました。

また、地域の課題を見つけ、それを解決するための仕事

(高齢化・人手不足⇨除草作業、清掃作業など地域のお困りごとのお手伝い

(「ソイサポ」)、情報不足⇨柳川のお店のータルサイト(「チクステ」)など)を

作ることで、地域も良くなり、会社の成長にもつながっています。

荒巻さんの報告やみなさんのグループ討論の発表を通して、

地域のために自社ができることはなにか、またそもそも自社にとっての

「地域」とはどの範囲なのか、など、考えるきっかけをいただきました。

 

最後に、話は遡りますが、荒巻さんに報告していただくことになったきっかけは、

昨年の西ブロックの㈱SоiLへの会社訪問です。そのときから、

「すばらしい!」「ぜひ来年は支部例会で報告してもらおう!」という声が

多くあがりました。

それほど荒巻さんのお話は、心打たれるものでした。

今回の例会のあとも、感動した、という声を何人もの方からお聞きしました。

地域への関わりとともに、荒巻さんの障がい者の就労支援への熱い思いと、

誠実なお人柄が伝わり、会社の成長につながっているのではないかなと感じました。

          記録 (司法書士・行政書士 いとボヌール事務所)  持田 仁子

2019年11月7日