ジャンルレスなネットワークで
社会課題に挑戦する!
~地域になくてはならない会社作りを学ぶ~
株式会社SоiL
代表取締役社長 荒巻 健志氏
荒巻さんの会社は、柳川にある就労継続支援A型事業所です。
「一人一人が社会で活躍できる障がい者支援がしたい」との思いから設立した会社でしたが、
平成28年の設立当初は、福祉の世界からも地域からも理解されず、
利用者ゼロからのスタートでした。
それが3年経った今では、売上を伸ばし、利用者も定員いっぱいで、
定員を増やすことも検討するほどに成長されています。
急成長の理由として大きかったのが、地域との関わりです。
柳川商店街振興組合などに参加し、地域のために積極的に活動することが、
地域の方々の信用・信頼につながりました。
また、地域の課題を見つけ、それを解決するための仕事
(高齢化・人手不足⇨除草作業、清掃作業など地域のお困りごとのお手伝い
(「ソイサポ」)、情報不足⇨柳川のお店のータルサイト(「チクステ」)など)を
作ることで、地域も良くなり、会社の成長にもつながっています。
荒巻さんの報告やみなさんのグループ討論の発表を通して、
地域のために自社ができることはなにか、またそもそも自社にとっての
「地域」とはどの範囲なのか、など、考えるきっかけをいただきました。
最後に、話は遡りますが、荒巻さんに報告していただくことになったきっかけは、
昨年の西ブロックの㈱SоiLへの会社訪問です。そのときから、
「すばらしい!」「ぜひ来年は支部例会で報告してもらおう!」という声が
多くあがりました。
それほど荒巻さんのお話は、心打たれるものでした。
今回の例会のあとも、感動した、という声を何人もの方からお聞きしました。
地域への関わりとともに、荒巻さんの障がい者の就労支援への熱い思いと、
誠実なお人柄が伝わり、会社の成長につながっているのではないかなと感じました。
記録 (司法書士・行政書士 いとボヌール事務所) 持田 仁子