[報告者]
わかば不動産株式会社 代表取締役 占部 亜紀子
テーマ：多様化する顧客ニーズに対応できていますか？
副 題：女性の感覚を活かした事業展開と戦略
場 所：天神チクモクビル / Zoom
会社は不動産売買、賃貸、管理、リフォーム、ペット用品販売をされています。
まず、占部さんが起業にいたった2つの背景が印象的でした。１つは同じ中央支部会員の（株）不動産福岡の阿久津さんの会社で8年もわたって不動産と住宅の営業を担当されてこられたことです。しかも、阿久津さんの自主自立の方針により、自分で考えて仕事に取り組んで来られたそうです。これは誰にでもできることではないなと強く感じました。
2点目は「雇われ社長」をやったことです。何もわからず安易に受けた不動産事業の仕事はまるで経営者なみの取り組みだったようです。「雇われ社長」内容がおかしいと厳しく指摘したのも阿久津さんでした。その会社は以前勤められていた会社代表が倒産をさせて、600軒もある賃貸のお客様の管理が宙に浮くことになるのを自ら起業して、お客様に迷惑をかけないようにしたことがきっかけとなりました。
事業見直しのため、同友会が開催する経営指針書セミナーに2回参加をし、「ペットと住まう暮らし」というコンセプトで経営革新に取り組み、リフォームやペット服にカジを切りました。経営理念は「ワクワクと安心を届ける」。コロナやウクライナ問題の影響もあってか中古需要が高まる昨今、女性の感性を活かした内外装で入居率を上げています。また、店内ではペットの服を販売することで、口コミで「わかば」が広がるという地域戦略を展開されています。
２月例会 座長／求人ふくおか株式会社 貞池 龍彦