2024年7月例会★報告★

[パネリスト]
(株)鑑定ソリュート福岡 不動産鑑定士 峰 祐介 氏
(株)ファインドカラー・エクス 代表取締役 山口恵子 氏
[コーディネーター]
いちご会計事務所 所長 足立 知弘 氏

テーマ:AIを経営に活かす
日 時:2024年7月18日(木)18:30〜
場 所:天神チクモクビル / Zoom

中央支部7月例会は、2024年7月18日(木)に「AIを経営に活かす」という内容で行われました。コーディネーターは、いちご会計事務所の足立知弘さん、パネリストとして、㈱ファインドカラー・エクスの山口恵子さん、㈱鑑定ソリュート福岡の峰祐介さんが、パネリスト方式で報告されました。

まずは足立さんから、AIについての基礎報告がありました。AIの種類紹介、AIを中心とした第4次産業革命の位置づけ、中小企業でAIを活用している具体的な活用例の紹介がありました。チャットポッドの利用例や、スーパーのPOPにAIを利用すると売上が伸びる例などはとても参考になりました。

峰さんからは、馴染みない土地の調査を行う際の概要把握にAIを情報収集として活用していること、また、不動産鑑定評価の際に、現在膨大な時間を割かれている図面作成を、将来的にAIを活用し効率化することで、本来業務としての評価業務に掛ける時間を増やしたいとの話がありました。

山口さんからは、ホームページ制作にどのようにAIを活用されているか、特にコーディング(プログラミング)について、画面上で実践していただいたことは、衝撃的で印象的でした。

この後、グループ討論が行われ、2つのグループが発表されましたが、AIにあまり馴染みがない方にもChatGPTをインストールし実際に触ってもらうなど、グループごとに様々な議論、学びがあったようです。

私が考えたことは、AIが発展すると、日常業務については無人化する可能性がありますが、それは、従業員の削減を意味するものではなく、単純作業から解放された従業員が新規事業を開拓したり、付加価値を高めたりするような業務を行うようにしてもらう。そのようにすることで、人を大事にする経営につながり、「心ある黒字企業」を目指すことになるのではないかと思いました。

報告、グループ討論を通して、多くの学びがある例会となりました。AIの活用は中小企業にとって、大企業の資本的、人的優位性に対抗する有効な手段となりえると思いますので、これをきっかけに自社で活用される方が増えるとうれしいです。

7月例会 座長/山本公認会計士事務所 山本 教貴

(左)室長 持田さん、(右)座長 山本さん
2024年7月24日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です