11月16日(水)天神ビルにて中央支部11月例会が開催されました。
「社員を生かし、理念を生かし、仲間を生かす!」というテーマで、筑紫支部支部長のちくし法律事務所 弁護士の浦田秀徳さんに報告を頂きました。準備頂いたレジュメでは、
①承認と誇りが人生を生かす。
②理念と使命が人を生かす。
という2つの項目に沿ってお話頂きました。
お話のはじめでは、主に採用をメインにお話をされていました。印象に残りましたお話は、まず自社がどの様な人材を望んでいるのか?を明確にする事。
ちくし法律事務所として、どの様な人材がほしいか?を明確にし、その求めている人がしっかり判別できるように取り組んでいるとの事でした。その取り組みとは・・・
①自社で問題を作って試験をするという事と、
②面接は全員で行うという事でした。
自社で問題を作るとは勿論、自社がほしい人材が判別できるような問題を作ります。そしてその後に全員で面接をして、さらに絞って精度を高めていくようです。
そこで一言言われていたことがとても印象に残っています。
「試験して、全員から面接されていると疲れるでしょ?」
「疲れた頃の方がその人の本性が見える」と。
試験、面接にてその人物を掘り下げ、さらにそこから本性を見るという徹底ぶり。これはかなり高い確率でその人物が自社に合うかが判ると思いました。
その後、社内のお話をして頂きました。
ちくし法律事務所では社員(事務職員?)の事を事務局と呼ばれているようで、その事務局と弁護士との信頼関係が垣間見えるようなお話でした。
業務では、事務局の自主性に任せて、とりあえずやって来いと。失敗しても本人が反省している様であれば何も言わずに見守っているというようなお話を頂きました。
社員を生かし、理念を生かし、仲間を生かすという取り組みは当然、経営者が主導権をもって、進めていかなければならない事だと思います。
浦田さんのように、理念をしっかりと持たれて、それを社内で実現できるように仕組みを色々考えて実践されている姿を見て、経営者とはやはり理念を実現させるために、日々動いているんだなぁと考えさせられる報告でした。
(報告 ㈱岡本工務店 岡本 雅史)