Zoom参加に加えて、久しぶりに会場にも集合も実施することができ、皆さんの意気込みも感じられる中、7月例会が開催されました。
今回のテーマは「組織に人に。チャレンジは止まらない！！」
株式会社 タガイト 代表取締役 金光孝男氏に報告をしていただきました。
1991年 当時 総合商社に内定が決まっていたものの、創業者である祖父が病に倒れ「いずれ家業を継ぐために戻ってこい」と言われ泣く泣く九州に戻ってきたことから始まる経営者人生。
決して順風満帆だったわけではなく、リーマンショックや東日本大震災の際には「倒産」の2文字も浮かんだそうです。しかし、そこでスイッチが入った！というのが金光さんのすごいところ。不安や恐怖を感じる以上に「どうせなら 前に倒れて辞めよう」という気持ちになれたのは同友会の仲間に話を聞いてもらい、アドバイスをもらっていたからだそうです。
報告は経営指針書の重要性にも及びました。
支部長就任が経営指針書を作成する 一つの引き金でもあったそうです。同友会入会後15年を経て 初めて経営指針書セミナーに参加され、そこで受けた「経営指針書はバスの行き先表示と同じです。行き先表示のないバスに社員が安心して乗ると思いますか」という言葉に大きく頷いたとのこと。
指針書を作り、事業も軌道に乗り 事業所が2か所、3か所と増えていく中で 社員が立て続けに辞めていくという事態になり、金光さんはさらに考えます。
「事業計画に社員が加わっていない！！」社員のことを もっと見てあげなくちゃいけなという言葉に 金光さんの優しさ、思いやりを感じました。
今ではオープンでフラットな組織づくりを目指して 全社一丸となって経営指針作りをします。という強い意欲を感じさせてくださいました。
ご自分に「破壊と創造」と名付けた金光さん。「創っては壊し、創っては壊しの連続で 自分では 仕方なくやっていると思っていたけど、望んでやっていたのかもしれないね」とニコッと笑顔で語られたことも印象的でした。
金光さんのご報告をもとに「自社の理念やビジョンはありますか」のテーマで行われたグループ討論も様々な業種、企業形態の経営者たちが集い、活発な議論が展開されていました。
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