福友支部9月の支部例会は「成長し続けるための組織づくりとは」と言うタイトルで、69名の参加者を迎え、株式会社グッドサポートの代表取締役、中島克海氏にご報告いただきました。
「組織づくり」をテーマに、組織が成長するにつれ、抱えるようになる様々な問題を乗り越え、成長し続けるためには何が必要なのか?を考える機会としました。
中島さんは、研修生として保険会社に入社され、独立と同時に従業員を雇用され、組織として保険代理店業を開始されました。
引き抜きによる人財の充足を図ったり、代理店の吸収合併を行うなどされ、拡大の道を選ばれます。リーマンショックの影響を受け、閉鎖に追い込まれた事業もある中で、M&Aにより、さらに組織を拡大されます。
そのような折、同友会に出会い、拡大と膨張の違い、利益の考え方、また、会社経営の目的について熟考された結果、自分のための経営から、従業員の生活を守るための経営へと、それまでとは違った道を歩み始められます。
現在では「役に立つことを喜び合える『STAFF大歓喜企業』」を経営理念として掲げ、組織として成長を続けておられます。
組織の形を変化させるなど、手法ももちろん大事ですが、同友会の活動を通して経営者が学んで変化した結果、企業が変わり、さらに従業員が変わるという良い連鎖が、成長する組織づくりには絶対不可欠であることを、報告を通して再認識させていただきました。
中島さんの報告をお聞きした後、6名程度のグループに分かれ「成長し続ける組織にするための自社の課題は何ですか?どのように解決しようとしていますか?」と言うテーマに沿ってグループで討議を行いました。
成長と言うと、すぐに思い浮かぶのは数の拡大ですが。他にも、売り上げの増加と言う数字で見える成長や、従業員の人間性の成長、社風の醸造など、数値化しがたい事象を成長ととらえる方も居り、様々な成長の考え方の違いについても触れることができました。
成長し続ける組織を創るためには、やはりまず、経営者自身が学び、成長し続ける必要があると、多くの方が再認識する有意義な支部例会になりました。