コッコブロック4月のブロック例会は同友会歴40年の前田豊氏からのご報告をいただきました。課題としては「ベテラン会員さんから学ぶ」。
前田氏は1976年に弁護士登録され29歳で同友会に入会されました。最初の入会は福友支部の前進である筑紫支部でした。
前田氏は学生時代は広辞苑を超える辞書を作りたいと思われていたそうですが、尊敬する古文の先生が裁判官になりたかったという一言で法曹の道を目指すことになります。
その後、カネミ油症や水俣病の補償を目指す弁護士さんを見て、弁護士の道を志されました。
弁護士になられた後は、サラ金問題に取り組まれ、市民が気軽に相談できるようにと法律相談センターを開設されることに奔走され、天神に天神法律相談センターを開設。
また、90年にあおぞら法律事務所を開設された後、被疑者段階での弁護活動の重要性を感じて、全国に先駆けて「当番弁護士制度」をスタートされました。
また、弁護士過疎問題、裁判員制度、法テラス、法科大学院などの司法改革の問題に対して取り組まれてきました。
今となっては当たり前になってきた市民の近くの弁護士を実現するために奔走されてこられた歴史を振り返ることのできた例会でした。