笑っチャレブロック今期最初の例会は、株式会社ウィズアルファの宮崎弥生さんにご報告いただきました。宮崎さんは、インターネットを通してかつらの販売をされております。今回の例会では最初に会社訪問を行い、実際にかつらをかぶるなどの体験を行いました。かつらをかぶることで印象が大きく変わり、貴重な体験に皆さん盛り上がっていました。
その後、一伍屋大名店(福友支部 友口会員)に移動し、そこで報告を行っていただきました。宮崎さんは起業当初からかつらの販売をしていたわけではなく、最初はホームページ制作などをフリーランスで行っていたとのことです。今後の事業展開を模索する中で、異業種交流会で知り合った方からかつらの販売を紹介され、専門知識もない状態でしたが、大阪の理容師の方をビジネスパートナーとしてインターネットでの販売をスタートされました。ビジネスパートナーの死に伴い事業存続の帰路に立たされたりもしましたが、かつらを購入されたお客様が喜んでくれている実感もあり、オーダーのかつら販売だけでなく、すぐにお客様にお渡しできる、自社のオリジナル商品開発など、事業を拡大されていきます。
しかし、事業拡大のための社員の採用をきっかけに社内の統率がとれなくなり、宮崎さんと社員との間でトラブルが頻発します。時には怒鳴り合いあったとのことで、どちらが社長か分からないような状態だったとのことです。しかし、宮崎さんは社員と向き合い、経営理念の浸透や目標設定、朝礼の励行など関係改善に努めていきます。その根底には、雇用した社員は辞めさせないという社員への宮崎さんの想いがありました。1名の社員の退職、そして新卒の新入社員の入社をきっかけに、現在は社員との関係も改善されているとのことでした。
大手と比較して安い金額でそれ以上の品質のかつらを販売していることが、お客様から支援を受けているという点や、かつら販売では口コミが発生しないため、SNSなどよりもインターネットでのSEO対策をしっかり行うことが事業安定の重要なポイントであることなど、ネット販売のプロフェッショナルである宮崎さんならではの話も飛び出しました。
その後、懇親会は発表会場でもある、一伍屋大名店で行い、参加者から宮崎さんの報告の感想を発表していただくなど、大いに盛り上がり、笑っチャレブロック最初の例会を締めることができました。