8月の企業変革塾第三講は株式会社ジーコムの村上隆英さんに、基本講義を担当して頂きました。講義の内容は企業変革支援プログラム Ⅳ―① 市場・顧客の変化と顧客ニーズの把握 についてです。
基本講座は、マーケティングとは何かという基本的なマーケティングの定義について話して頂き、“競存共栄の精神”という村上さんの持論を紹介されました。
全ての企業は競争に晒されている、しかし競争をするからこそ成長する。
企業は競争社会に打ち勝つための基礎力をつけるために、マーケティング活動をする必要があり、マーケティングとは”売上を生み出すための活動、またはそのための仕組み作り“であると村上さんは定義されています。
また、マーケティングの構成要素としての4P、製品のライフサイクルと利益の関係について、プロモーションの変遷などの解説、また自社からの視点だけではなく3Cの視点(自社、顧客、競合)から考え、自社のポジションを明確にし、コアターゲットとサブターゲットを明確にすることが重要だと言われています。
マーケティングセンスを磨く方法として
①言葉に注意深くなる。
②数字に用心深くなる。
③情報は事実で語る。
という三カ条があるということです。
データは、科学的に収集・分析します。
そして、その情報を注意深く読み取る必要があり、人口動態や人口分布などの基準と根拠がはっきりしていて直接収集した情報から、
戦略を構築していくのがマーケティングリサーチと戦略プランニングの正しい手法だということです。
最後に、売上を増加させるためには、アイデアと情熱が重要だと話されていました。
明るく、楽しい場所に人は集まるので、遊び心を持ち、女性をうまく活用していき、情熱(愛情、義理、情熱)を持つこと。
情報洪水の現代社会において未来のことを人間は予想することは難しいので、情報の重要性を理解しお客様の声に耳を傾けることが大切だという話で基本講座を終えられました。
今回の反省点として、基本講座の時間を1時間としておりましたが、延長してしまいグループディスカッションと発表の時間を取ることができませんでした。
今後の講座運営において反省点を踏まえて、改善していこうと考えております。
2時間の講座の後に、会場横の部屋にてケータリングサービスで懇親会を行いました。
懇親会でも多数の方に参加して頂き、企業変革塾第3講を終えました。