楽しめるブロック11月のブロック例会は、辻本聡税理士事務所 代表 辻本聡さんにご報告いただきました。
始めは従業員4名の税理士事務所に就職され、そこでその事務所の経営者より、「お客様が君の家族や恋人だったら、何をしてあげたい?何をする?」「社長は今、何を考えていると思う?自分が社長だったらどうする?」という徹底した2つのマインドのすりこみの中で、仕事の基礎を学ばれます。
その経営者と他2名、計4名の共同経営者として、平成21年にエスペランサ税理士法人を立ち上げられます。
組織が存続するためには、メンバーは頑張り続けなければいけない。組織を存続させるためには、利益を出し続けなければいけない。利益を出して初めてメンバーの処遇も上げられるとの考えのもと、法人は順調に業績は上げますが、スタッフは疲弊し、離職も続きます。
何のために法人を立ち上げたのか、と悩みの中で平成25年に同友会に入会されます。経営指針書を作成し、理念を確立する中で、共同経営者の1人が離脱します。残ったメンバーで話し合う中で、考え方のズレの大きさが見えてきます。その結果、平成29年初めに、法人を出て、自分が理想とする会社を作り上げることを決意されます。
現在は、組織の存続よりも、働くメンバーの幸せを基に経営判断を行う。理念に共感してくださる方と一緒に働く等。人を第一に理想の会社に向けて組織づくりを行なっていらっしゃいます。
100年後の計画まで作成している辻本さん。
この経営体験報告により、理念やビジョンの重要性を、真に感じられる例会となりました。