飯塚支部 9月例会

飯塚支部9月例会が令和2年9月17日にZoomにて開催されました。

報告者は,有限会社畠中育雛場 代表取締役 畠中五恵子氏です。

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写真はブロック会での打合せ風景です

 

畠中氏は,これまでネット販売や6次産業化(1次産業としての生産,2次産業としての加工,3次産業としての小売業。1次+2次+3次=6次)にいち早く取り組まれてきました。今回のサブタイトルである『やる前に悩むな!やったことを悔やむな!』のとおり,どんどん新しいことにチャレンジをされてきた方です。

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写真はブロック会での打合せ風景です

 

今回のテーマは『人間万事塞翁が鶏』。

企業経営は良いことばかりではありませんが,悪いことが起こったときにどのように捉えるか,という姿勢を畠中氏から学びました。

昨年7月の雷雨により,鶏舎2棟が焼失するという大事件が発生したときのことです。

当然のことながら,鶏舎1棟建てるにも莫大な費用を要します。このような事態に直面すれば,誰しも途方に暮れてしまうのではないかと思います。

しかしながら,畠中氏は,このような大事件すら前向きに捉えていらっしゃいました。

鶏舎焼失により,支援を申し出てくれる人々の多さを知れたこと,自社が信頼されている会社であることを認識できたことなど,良いこともあったというのです。

畠中氏は,これまで「共存共栄の理念」を実践し,シェアを奪い合うのではなく市場自体の拡大を図られてきました。このような経営姿勢だったからこそ,周囲に支援を申し出る方々がたくさんいたのだと思いますし,「悪いこと」を「良いこと」と捉えるための種は,畠中氏自身が蒔いていたと言えるのではないかと思います。

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写真はブロック会での打合せ風景です

 

新型コロナウィルスにより,これまでの生活は一変しましたが,この状況下で「悩んでいる暇はない」と畠中氏は言います。

「まずはやってみる」というのは言うは易いですが,実際に行動に移すのは難しいことだと思います。今回の畠中氏の報告は,参加された会員の皆さんにとって,「まずはやってみよう」という後押しになったのではないかと思います。

 

記事 森法律事務所 弁護士 明石美紗子

 

2020年9月19日