令和3年2月16日(火)
のおがた支部2月例会が、ZOOMを使ったオンライン形式で開催されました。
テーマ)
私たちが要望する永久劣後ローンとは?
~どんなものか、改めてのおがた支部の皆で学ぼう!~
報告者)
株式会社紀之国屋
会長 中村 高明 氏
内容)
新型コロナウイルス感染症の拡大は、「大恐慌以来」とも言われるほど、各業界に未曾有の規模で極めて深刻な影響を与えており、再度の緊急事態宣言も発出され、多くの中小企業が倒産・廃業の危機に追い込まれる切迫した事態となりつつあります。ワクチンの開発・普及等によって新型コロナウイルス感染症が終息するまでには長期間を要するとも言われており、経済への影響は長期にわたることを覚悟せざるを得ない状況です。
すでに多くの中小企業の経営は急激に悪化しており、まさに瀬戸際に立たされていますが、今後もさらなる悪化が懸念されます。そこで、売上高急減などで負債が膨れ上がり、自己資本の多くを毀損し債務超過に陥る中小企業に対しては、資金繰り支援と併せて資本増強策が必要であると考えます。その資本増強策というのが、「永久劣後ローン」です。
その内容や、なぜ今必要なのかを、改めてのおがた支部の皆で学びあいます。
感想)
コロナ禍により経営危機に陥っている中小企業家を救うために、福岡県中小企業家同友会一丸となって取り組んでいる『永久劣後ローン』創設への運動。
運動が盛り上がりを見せる反面、概略を理解しながらも細部の理解に至らず、署名活動において質問を受けた際に自信を持って返答できないとの声もあり、私もその一人でした。
今さら聞きにくいが、しっかりと納得した上で、更なる推進の一翼を担っていきたい!
そういった想いを中村会長へお伝えしたところ、報告者の役割を快諾いただき、県内外各地で公演された内容をさらに分かりやすく解説いただきました。
約70分にも及ぶ解説をいただいた後、改めて質問事項に関してグループ討論をおこなった後に、4グループ×約10分間の質疑応答のスケジュールでしたが、時間が足りないほどの白熱した質疑応答となり、オンラインとは思えぬほどの熱気に溢れました。
今まで理解が及んでおらず後ろ向きな考えに至りそうになったこともありましたが、丁寧な解説と分かりやすい質疑応答の双方に、本制度の詳細が詰め込まれており、今回参加できなかった方々にも是非ご覧いただきたい素晴らしい例会となりました。
改めて、本制度への署名活動に邁進していこうと決意を固めた一日でした。
記事作成者:
株式会社コクラヤ時計店
代表取締役 赤坂 一成