フジキ印刷 藤木秀憲社長の例会発表を聞いて
今回、藤木社長は同友会においてはじめての発表でした。初めての方にもわかりやすい業種の説明や人となりを伝えるために、ブロック会の中でも何度も内容を確認して発表に臨んでいただきました。
テーマは「100年企業を目指して、自社の強みを活かす」という事でしたが、今回の内容で印刷業界の置かれている立場や逆風を詳しく知ることが出来ました。印刷という点では、早くからネットの進出が進んでおり、また出版物の減少やコロナによるイベントの中止などの影響が少なくないようでしたが、テーマにもあるようにその中から何が自社の強みなのかを絞り出そうとする姿勢には経営者としての覚悟が見えました。従業員の方の退職を機に、ご兄弟の弟さんが入社され今まで培ったHP製作を自社で活かすという強みが増えた事で、藤木社長にとっても会社が飛躍する一つの活力となると思います。話の中で「大きな失敗をしていない」という事がネックの一つになっているとおっしゃっていましたが、ご兄弟で力を合わせて先代社長のお作りになった、素晴らしい会社を100年まで大きくしてもらいたいと思いました。
(有)包装の江島屋
代表取締役 日吉奈穂子