田川支部8月例会が令和5年8月21日(月)田川青少年文化ホールにて行われました。 8月例会は、のおがた支部独自の開催ではなく田川市部の例会に飯塚支部及びのおがた支部が訪問するという新しい形で開催されました。
広島県中小企業家同友会相談役の株式会社オーザック取締役岡崎隆氏による、会社の発展には、社員の定着と自主性が不可欠~経営者の役割は社員を「その気」にさせること~と題しまして、報告いただきました。
現在の株式会社オーザックは直近10年間の社員の定着率は91%もあります。しかし、30年ほど前は、「挨拶を活発に」というスローガンを掲げる社員同士が挨拶できない会社でした。
毎年成長をたどる中、社員から「会社の将来が観えない。」と発言があります。創業60周年で「中期事業発展計画書」を発表し、社員にもこれを共有し、また日本で一番休みの多い会社とされる未来工業を見学し、社員の自主性こそが会社を変える原動力となると痛感されたそうです。
「社員の自主性こそが会社を変える原動力となる」 では社員を信じて失敗したら・・。社員を信じて失敗させることも大事。そこには、経営者の覚悟、辛抱が必要となります。
岡崎氏は、会社は社員が幸せになるための道具だと言われます。就業規則、経営指針の中身を毎年時代に合ったものに見直し働く環境づくりを整え、社員を家族のように思い社員一人一人とのコミュニケーションを大切にされています。
人こそ財産であり資産である。
今回の例会でより「人を生かす経営の実践」を深く考えるよい機会を与えていただきました。座長の堀氏が言われていた「社員として自社で働きたいと思いますか?」を日々自問自答し精進していきたいと思います。
最後になりましたが、例会開催にあたりご尽力いただいた皆様に感謝申し上げます。
記事作者:のおがた支部
井手司法書士事務所
代表 井手一人