「同友会と歴史と理念」というタイトルで（株）紀伊国屋 中村高明会⾧より報告してい
ただきました。今回は、理解を深めるという事に徹するために、グループ討論のない９０
分の報告を聞き、質問で内容を深堀りするという例会でした。
手元には、詳しい資料が用意されており、社会情勢の動きにからめ同友会が発会していく
成り立ちを中村会⾧に説明いただくうちに、歴史ドラマを見ているかのような熱い思いを
感じ取ることが出来ました。例会内容としては、難しく思っていた会員もいたと思います
が、出席者が引き込まれていく様子が伝わってきました。
戦後の困難な時代に、中小企業の経営者同士が支え合い、成⾧していく場としてスタート
し、「自主・民主・連帯」という 3 つの理念を大切にしてきた中小企業家同友会。講演で
は、経営者が学び合い、自分自身を高めることが企業や地域の発展につながるという考え
方が、同友会の活動の中心にあることが語られました。また、企業の枠を超えて助け合い、
社会のために役立とうという考えが印象的でした。これらの理念は、経営を進める中で迷
いや困難を感じたときに、大切な指針になると感じました。私も、経営者としてこの考え
方を取り入れながら、自分自身と会社を成⾧させていきたいと思います。