2018年10月20日(土) 14:00~17:00(第3偕成ビル) に人を生かす経営本部(経営労働・共育・共同求人・バリアフリーの4委員会で構成)の主催の就業規則勉強会に参加しました。土曜日の午後という時間設定でしたが、60名近くの経営者が集い学びました。報告は、中同協経営労働委員長の林哲也氏(香川同友会副代表理事)で、人を生かす就業規則とはどんなものかを詳細に報告いただきました。就業規則は、作らないといけないので作ったという従来型の段階から、リスク対応型のものとなり、そして我々がめざす人を生かす就業規則と変わりつつあり、経営指針と合致した就業規則の必要性が提起され、深い学びができました。
その中で、一人でも雇用したら就業規則をつくろうとの提起があり、就業規則として絶対的な必要記載事項は、下記の3項目で
①始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、旧顔並びに交代制の場合には就業時転換に関する事項。②賃金の決定、計算及び支払いの方法、賃金の締め切り及び支払の時期並びに昇給に関する事項。➂退職に関する事項。(解雇の事由も含む)
これ以外に、相対的必要記載事項があり、随時付け加えていけばいいので、最初はA4 1枚でも作成可能です。同友会では小規模の企業(5名以下)の企業が数多く入会されているので、今後はここからスタートする方法も検討していくことを報告されました。
その後、グループ討論で自社での工夫や取り組みの事例を交流しました。最後に座長が、求人票を書くということから自社の環境を客観的に見ることもできるのではないか、人を生かす就業規則を学んだが、生産性の向上がなくては駄目です。経営指針とあわせた就業規則社員とともにつくり、10年後の職場環境について社員とともに語り合いましょう、まとめられ、今後の同友会活動の重点として進めていきたいと思いました。(事務局 田崎)