事務局研修「条例学習会」を開催しました

8月24日(月)に条例学習会を開催しました。

テーマは「中小企業振興基本条例の意義と目的」で、入局して間もない事務局員であっても、条例の意義を語れるようになるため、入局2年目の2名が報告しました。

報告は、同友会事務局の中で中小企業振興基本条例について勉強している石野と条例制定運動が進んでいる糸島の支部を担当している山内の2人がそれぞれ行いました。

まず石野から、同友会が中小企業振興基本条例の制定運動を推進するまでに至った経緯と歴史的背景を踏まえた上で、同友会が推進する「『理念型』中小企業振興基本条例」の意義と目的を説明しました。

次に山内から、中小企業振興基本条例の制定が進んでいる糸島市の現状を始めとして、糸島市に関わらず条例が「『できちゃった条例』ではない『生きた条例』」になるために必要なことについて、他県の事例を交え説明し、今後の糸島支部が「中小企業振興基本条例にどう関わっていくか」について報告しました。

学習会の様子

そして、報告が終わった後は2つのグループに分かれ、「①それぞれが考える条例の意義と目的」「②同友会は条例にどのように関わっていくか」というテーマのもと、グループ討論を行いました。

今回の学習会では、地域企業、行政、市民、教育機関などの枠を超え、自主的努力と協力により、街を維持発展させていく、理想と仕組みを兼ね揃えた振興条例が必要であることを学びました。

そして、実際に条例制定運動が進んでいる糸島市の事例をもとに、同友会事務局が振興条例の制定運動どのように関わっていくべきかを考え、再認識することができる学習会になりました。

今回の学習会を踏まえて、会員さんと協力し、福岡県の各地に理念型の中小企業振興基本条例が制定され、地域の維持・発展につなげることができるように努力していきたいと思います。

2020年8月25日