人生に寄り添う保険を売らない保険屋さん―CML.HD株式会社―

2022年10月21日に、ひびき支部に所属するCML.HD(株) 加藤 秀隆さんを訪問しました。

社長の加藤 秀隆氏

“人のために”が連鎖する世の中に

 CML.HD(株)は、社員数6名の保険代理店です。法人、個人を問わず5社の保険を取り扱っています。
 加藤さんの営業スタイルのモットーは、“保険を売り付けない”ことです。保険営業と聞くと、ノルマに追われ、必死に保険を売るイメージがないでしょうか?しかし、加藤さんはお客様を訪問した時に、保険の話を一切しないと言います。加藤さんがお客様と話をするときに意識していることは、その方の人生全般を聞くことだそうです。今までどんな人生を歩んできたか、どんな悩みを抱えているかを親身になって聞くことが加藤さんのスタイルです。悩みや不安を聞く中で、保険で解決できることがあれば、最良な保険を提案し、相続など自分だけでは解決できない悩みがあれば、解決できる専門家を紹介することもあるそうです。いわば町医者のように、ちょっと困ったときに頼ってもらえる存在になることで信頼関係を構築し、結果的に保険の契約に繋がっていくとのことです。もちろん過去にはノルマ達成のために必死に保険を売ろうとしたこともあるそうですが、その時は成績が伸びず、今の営業スタイルのほうが成績がよかったそうです。
 保険という商品自体には、どこの会社も差はありません。その中で選んでもらうためには人で付加価値を付けるほかありません。加藤さんは人間力を武器に多くのお客様の人生に寄り添っている方だと感じました。 加藤さんが親身になってお客様と接するのは、“人のために”が連鎖する世の中にしたいという思いがあるからです。例えばコンビニで心地よい接客をされたら、気分がよくなる。すると自分も人に優しく接しようと思える。そんな人のために何かをしてあげようという想いが繋がっていくように、加藤さんはお客様を接しているそうです。

事業展開はお客様の困りごとか

 同社は保険業がメインですが、一部不動産業も取り扱っています。それは、お客様から火災保険などの話を聞くときに、不動産の売買や相続の相談を受けることが多かったので、自社で不動産を取り扱うようにしたとのことです。また、今後介護事業にも取り組んでいくビジョンを持っています。パートナーに先立たれた高齢者の方が、家で寂しく1人で生活していたり、施設に入っていても1日中テレビを見て過ごしていたりという現状を見て、お年寄りの方が外に出てイキイキと過ごせるようなきっかけづくりをできるような新たな介護の形をつくろうとしています。
 このように加藤さんが考える事業展開は全てお客様の困りごとから考えられています。お客様と接するときに「保険を売る」のではなく、人生に寄り添い、お客様の色んな悩みを聞くことを最優先にしているからこその事業展開ではないでしょうか。
 加藤さんの話を聞きながら、経営理念の「関わり合うすべての人々が安心して幸せに暮らせる社会を作る」、行動指針の「困っている人を助けたい 悲しんでいる人を放っておけない」を体現していると感じました。
 保険は万が一のときに自分の人生の左右するものです。だからこそ自分に人生に寄り添ってくれる加藤さんのような方の存在が大きいのではないでしょうか。

会社名:CML.HD株式会社
代表者:加藤 秀隆
所在地:北九州市八幡西区京良城町3-16
創 業:2015年 社員数:6名

2022年10月26日

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