直方市で行政書士事務所を開業されている藤田俊雄さんを訪問しました。藤田さんはもともと大手系列の工場で働いていたそうですが、家庭の事情もあり、早期退職を決意。資格を取って独立することを考え、行政書士の資格を取ったそうです。そもそも行政書士とは行政に提出する書類を作成する人です。ただ、行政と言ってもピンとこないかもしれません。義務教育で、立法、司法、行政の3権分立を学びますが、この行政です。立法は議会、司法は裁判所ですが、行政は国や地方公共団体などの官公署になりますので、その範囲はとても広いです。しかし実際に行政書士が扱う主な業務としては、建設関連の許認可申請、外国人の在留資格の申請や帰化申請、補助金の申請など個人でするには難しい官公署への手続きになることが多いです。
藤田さんは、法律の専門職として、相談窓口になりたい、ということでした。そして相談内容によってそれぞれの専門家を紹介する。中小企業の経営でいうところの、振興センターのよろず支援拠点ということでしょうか。
藤田さんのご実家は農家だそうで、繁忙期は農業を手伝うこともあるとか。お米や野菜の栽培だけでなく、植木もしていたことがあったそうです。また昨年まで梨を育てていたそうですが、お父さんが大怪我をされてしまったため、1年間梨の木を手入れできなかったそうです。しかし、梨の木はたった1年手入れをしなかっただけで、次の作付けが難しくなってしまうそうで、今後は梨を育てることが難しくなる可能性があるということでした。
藤田さんは、行政書士会の副部長をされており、その会務として、福岡県の行政書士会館に行かれることがあると言われていました。行政書士会館と事務局がある振興センターは駅を挟んで反対側になります。振興センターは駅からすぐなので、「たまには事務局に寄ってください!」とお願いしましたが、電車の時間にあわせて行政書士会館を出ることが多いので、なかなか難しいのこと。いつか藤田さんが事務局に寄ってくれるのを楽しみに待っています!
創業 2018年4月
住所 直方市新町2丁目5–7勘六ビル206号
URL https://fujita-tnmy.fukuoka.jp/
事業概要 各種許認可、外国人の申請取次、相続の相談等を取扱っています。