令和5年4月度支部例会

社会課題をチャンスと捉え考える時!

~スタートアップ、新規事業を創出する為に~

日 時:令和5年4月28日 18:30~
報告者:松永 幸子氏 合同会社ハロー 代表社員
会 場:アンジェラフォンティーヌ&Zoom

今回ご報告頂いた松永さんは、内閣府の男女共同参画推進連携会議 有識者議員を経験され、
現在は本業の印刷業を営む傍ら、女性の起業を支援する団体(一社)女性起業家スプラウトや
よろず支援拠点などで新規事業やスタートアップのサポート、中小企業支援を行われている方です。

以前は印刷会社の従業員の立場でしたが、社長から倒産すると通知され、当時の顧客の事を考えた結果、新たに印刷業として起業されました。倒産した会社を引き継ぐ責任感と辛い気持ちしかなかった
創業スタート。そんな中、小さくても新規事業にチャレンジできるという夢を久留米支部のぎえもん小屋に通う中で見出します。ここから自分自身のことだけでなく周囲の革新的な取組を行おうとする人の
熱い思いをサポートしたい、夢の芽を摘まないようにしたいという気持ちが湧き、中小企業支援の道に
進まれます。

本日の報告をお聞きし、私は3つの単語に集約されるのではと感じました。
それは、「経験」「人脈」「時間」です。
〇何かをするために熟考し、挑戦することによって得られた経験、
〇様々な人との出会いをもって相談する方を増やし、様々な意見をいただく人脈、
〇それらに費やす時間です。

これらは事業だけでなく、様々なことに通じるのではないでしょうか。

今後、政府の方針としてはスタートアップへの支援を強化し、日本発祥のユニコーン企業を増やしたいと考えているようです。そうなると、既存の中小企業支援はどうしても減少し、中小企業を取り巻く環境は大きく変化することが予測されます。

時代や背景が変われば、顧客や市場が注目するものは変わっていきます。その中で何を大事にし、
どう自社を成長させていくのか、このことを常に考えていれば、もし問題があったり失敗することが
あっても、その「経験」を元に、「人脈」を活用し、相談・熟考した「時間」が、自身や自社の糧となり、
次につながっていくと感じました。

本例会では、参加者が新規ゲスト2名、Zoomを入れ、総勢54名と非常に盛大な例会となりました。反省点も多々ありましたが、総じて素晴らしい例会になったと思います。


現役員での最後の支部例会となりましたが、最後に良い例会で締めくくれたのではないかと思います。
2年間、久留米支部を運営していただきました鍵田支部長を始め、役員の方々、
本当にお疲れさまでした。

またご報告頂きました松永さん、ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

2023年5月1日

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